近年、お金を「借りたい企業」と「貸したい投資希望者」を仲介する新しい投資スタイルにソーシャルレンディングがあります。
ソーシャルレンディング事業者はいくつかありますが、その中に「LENDEX(レンデックス)」があります。
LENDEXは2017年から運営を始めた新しい事業者です。
LENDEXの特徴
LENDEXの特徴は、大手不動産業者の「東急リバブル」と業務提携していることです。
その関係で、LENDEXは不動産ローンファンドを中心にソーシャルレンディングを展開しています。
また、LENDEXが扱う不動産ローンファンドは、東急リバブルが査定した信頼性の高い不動産担保付きファンドに限定されています。
LENDEXの不動産ローンファンドの主なスペックは以下になっています。
1.負担の少ない2万円からの出資
最低出資額が2万円と少額なことから、投資をしたことの無い人でも気軽に参加できます。また、預託金口座からの出金手数料が無料となっているため、投資における費用は入金時の振込手数料だけで済みます。
2.高率の配当
LENDEXは不動産ファンドが中心になっていることから、配当金の利回りが8%を超えており、業界で1、2位を争います。一般的なソーシャルレンディングの利回りは6~7%になっています。
3.1年以内の短期間の融資
LENDEXのファンドの融資期間は1年以内の短期のものが中心になっています。長期間資金を預けるとそれだけリスクが長くなり、また資金の回転率も悪くなります。ソーシャルレンディングの融資期間は1年を越えるものが多くなっている中で、LENDEXの短期間のファンドは資金効率の面では魅力的です。
4.不動産担保付きの安全なファンド
LENDEXのファンドは担保が付いているため、融資先の業績に左右されずに貸付金を回収できます。ソーシャルレンディングではどうしても貸倒れの不安が付きまといますが、LENDEXの場合は貸倒れのリスクを大幅に削減できます。
5.不動産の評価額の80%を上限とする融資額
LENDEXのファンドで募集される出資額は、担保に対する80%の金額を上限としています。つまり、万一の際は担保を売却すれば、出資額全額の回収が可能ということです。
LENDEXの不動産ローンファンドのデメリット
LENDEXのファンドはほとんどが不動産のため、不動産市場の動向次第で業績が左右されます。不動産市場が悪化すると利回りが低下したり、不動産担保の評価額が下がったりします。
LENDEX以外の事業者のソーシャルレンディングを同時に利用し、他の分野へのファンドを併用することで、リスクを分散することが大切です。